「このままでいいのかな?」
漠然とした不安を抱えながら、毎日を過ごしていませんか? もし、あなたがそんな風に感じているなら、河田真誠さんの著書『人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問』が、ヒントを与えてくれるかもしれません。
この本は、私たちに「答え」を与えるのではなく、「質問」を教えてくれます。人生のモヤモヤを解消し、自分らしい道を歩むための具体的な方法が詰まっていて、読めばきっと、新しい自分に出会うための一歩を踏み出す勇気が湧いてくるでしょう。
この本が響くのは、こんなあなた
- 現状に満足できず、何かを変えたいと思っている人
- 漠然とした不安や焦りを感じている人
- 「自分は何をしたいんだろう?」と自問自答している人
- 人生の岐路に立ち、次の一歩に迷っている人
河田真誠さん自身も、これまでの人生で様々な壁にぶつかりながらも、その経験を乗り越えてきた方です。だからこそ、彼の言葉には説得力があり、読者にとって「自分にもできるかもしれない」という希望や、一歩踏み出すためのきっかけになります。
質問が視点を変えてくれる
私がこの本に出会ったのは、前職を辞めたいと悩んでいた時期でした。まずは自分と向き合って、自分のことを知ることが必要だと感じ、タイトルがまさに当時の私に刺さったこの本を手に取りました。
『11の質問』(実際には、11の質問に加えて「一緒に答えたい質問」がいくつか紹介されています)一つ一つの質問に真剣に向き合うのは正直疲れました。ですが、一人では考えつかないような質問についてじっくり考えることができ、これからの進路をどうしたいのかを深く掘り下げることができました。
また、一人だとネガティブにしか考えられないようなことも、質問に答えていくだけで、視点を変えてポジティブに考えられるように工夫されていると感じています。「自分でもこういう風に考えられるんだ!」と新たな気付きが得られ、前向きになれるんです。

「~~な自分は嫌だ」ではなく、「~~になりたい」と言い換えることができた自分に驚いたし、すごく嬉しかったんだ!
自分だけの「軸」を見つける10か条
私がこの本に出会ってから、1か月に一度くらいの頻度で考えている質問を一つご紹介します。これは『11の質問』には含まれていないのですが、内容としては「人生を楽しむうえで大切にしたい、『ここは譲れない』と思う10か条を書き出す」というものです。
ちなみに私の10か条の一部は「感謝を伝える」「自分に嘘をつかない」などです。10か条に加えて回答した日付も書いておくと、後日見直したときに心境の変化や気付きがあって面白いのでおすすめです。
私が何か迷ったり、モヤモヤした気持ちになるときは、大抵この10か条に反することをしたときだと気づきました。自分軸がないと悩んでいる方は、ぜひ一度自分の10か条を作ってみることをおすすめします。
何か自分の軸となるようなものを持っていれば、人生に迷ったときや自分を見失ったときにも、ちゃんと戻ってくることができる。逆にとんとん拍子にうまくいっているときにも、道を間違えないための指針になる。
(河田真誠さん「人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問」,株式会社CCCメディアハウス,2018年8月,224ページ)
質問は人生を変える羅針盤
『人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問』は、単なる自己啓発書ではありません。私たち一人ひとりが持つ可能性を引き出し、自分らしい生き方を見つけるための「羅針盤」のような一冊です。
もし今、あなたが「このままでいいのかな?」と感じているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと、あなたの人生をより良い方向へ導く、新たな「質問」と出会えるはずです。
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